Androidスマホ基板修理
起動しない・電源が入らない等

Androidスマホの基板が故障する（起動しない・電源が入らない）原因や故障事例、当店の特徴などを解説したページです。修理ご依頼の参考に御覧ください。

Androidスマホが「突然起動しなくなった」「突然フリーズしてから電源が入らなくなった」「部品を交換してもらったけど改善しない」「事故修理したら動作がおかしくなった」等の場合は基板が故障しているかもしれません。
そんなときは当店のAndroidスマホ基板修理サービスをご検討下さい。SONY-Xperia・Samsung-Galaxy・Asus-Zenfone・Google-Pixel・SHARP-Aquosなどの主要な機種はもちろんのこと、海外のマイナーなメーカーまで修理専門店の技術力で幅広くご対応が可能です。

基板故障が原因の症例

About symptoms

基板故障はパーツ破損と類似の症状が多数あり、素人目では判別がつかないものがほとんどです。下記ではあくまで一例の解説を行います。

1.起動しない・電源が入らない・フリーズ

「使っていたら突然電源が落ちた」「使おうと思ったら動かなかった」「フリーズしたあと電源が入らなくなった」など端末が全く動作しなくなってしまう症状です。一概には言えませんが多くの場合でマザーボードのCPUチップのはんだ割れなどが原因となることが多く、基板修理が必要となります。
衝撃などによって蓄積したダメージ、高負荷のアプリなどを使用した際の熱によるはんだの膨張・収縮などが原因ではんだが割れてしまうことが原因の大半です。また特定の機種では症例が多くあり、リコール（保証期間の延長）の対象となることもあります。

- 類似の症状 -

部品破損が原因の類似の症状もあります。この場合は部品交換で復旧する可能性があります。
・映っていないように見えて、画面内部の液晶が破損している【画面修理】
・充電端子が破損し充電残量がなくなってしまった【充電口修理】
・バッテリーの大幅な劣化【バッテリー交換】
・電源ボタンが破損し電源が入らない【ボタン修理】

2.パーツを交換しても症状が改善しない

「画面を交換したけど映らない」「バックライトが光らない」「バッテリーを交換したら起動しなくなった」「充電口の修理をしたけど改善されない」等の場合は表示のICチップ破損、電源を司るパワーICの破損など基板上の様々なパーツが原因で不良が起きているかもしれません。また場合によってはCPUなど、より重症の場合もあります。

3.水に濡れた状態で使用したら起動しなくなった

「お風呂で使ったあと充電器を刺したら電源が入らなくなった」「充電口が濡れた状態で中をしたら端末が高温になって起動しなくなった」などの場合は水分によって電気がリークし基板上にショートが発生した可能性があります。通常は保護回路が働くため一部の破損のみで済む場合もありますが、破損が広範囲に広がっているケースもあります。

4.自己分解をして動作がおかしくなった

「自分で画面とバッテリーを交換したら動かなくなった」等の場合は、電源を切らずにコネクタを外してショートしてしまった、コネクタ周りの基板上のチップを折ってしまったなど基板上に物理的な破損が発生しているケースが多い印象です。

4.修理に出したら起動しない状態で返却された

「バッテリー交換を依頼したけど起動しない状態で返却された」というように修理店の作業ミスで端末が壊されて返却されることがあります。コネクタの差し込み位置のズレによるショート・コネクタの潰れ、基板パーツの剥離など基板上に破損が見つかることが多い印象です。

どんな原因が考えられる？

cause

主な基板の故障原因

経年劣化による素材の劣化
端末を落下させてしまった事による基板への衝撃
品質の悪い充電器の使用による端末へのダメージ
車のシガーソケット・新幹線のコンセントなど電流の不安定な箇所からの給電
重たいアプリの連続使用によってCPUが熱を持ち、はんだが熱収縮を起こしたことによる破損
端末に水分が侵入した状態で電源を投入したことによるショート
分解作業者による施工不良

等など、一概には言えませんが様々な要因で基板は不良を起こしてしまいます。注意をしていても起きてしまうことがあるため対策は難しく、不意に起きてしまうとデータの取り出しも難しくなる厄介な故障です。またどれだけ高度な修理技術を持って、正しい手順で修理を行っても精密機器である特性上、壊れかけていた箇所が分解によって基板故障へ繋がってしまうケースもあるため、どんなに熟練の修理店でも修理のリスクを０にすることは不可能です。

修理店によって対応は異なるのか？

difference

基板修理は画面交換・バッテリー交換などのパーツ交換作業とは異なり、専門性の高い技術・機材・知識が必要となります。そのため全国にフランチャイズ店を展開している修理店は店頭では修理を行わず社内の修理センターに送ったり、外部の専門性の高い修理店に外注を行うことがよくあります。また、そもそも修理自体を引き受けてもらえないケースも多く見受けられます。

基板修理を行っていない場合

基板修理を行っている場合

基板修理はどんな時にオススメできる？

When

基板の修理は通常の修理と比べて比較的リスクの高い作業です。また、故障状況と目的によってはおすすめができない場合もあります。

オススメできるパターン

オススメできないパターン

基板修理は基本的にデータを取り出す際にオススメのメニューです。しかしながら単純な物理破損など症状が軽微な場合は修理後の継続利用も可能な場合があります。
CPUのはんだ割れなど重症の場合は、修理後に強度が増すわけではないため再発のリスクがあります。基本的に修理後の継続利用はオススメできません。
判断が難しい場合は一度修理店に問い合わせるのがオススメです。

基板修理は当店にお任せ下さい！

Features

基板の故障に一貫してご対応が可能です

スマートまっくすの修理は通常の部品交換から基板修理までワンストップのご対応が可能です。”画面交換を依頼したけど実は基板が原因だった”といったような場合でも一貫してスムーズにご対応が可能です。

Flow

作業の流れ

パーツ交換で復旧するか確認

基板が故障しているように見えて単純なパーツ破損という事例もあります。そのため、基板に着手する前に一通りの点検を事前に行います。

故障箇所の特定

基板故障だと判明したら、テスターによる回路の検査、サーモグラフィーカメラによる異常箇所の特定などを行います。

基板修理の実施

基板の故障箇所が特定されれば実際に補修作業を行います。リボール、ジャンパー処理、チップの交換、基板スワップなど内容は様々です。

修理完了

修理が完了すれば元通りに組み直し、動作に問題がなければご返却です。

実はこんな作業を行っています

実は基板修理では主に下記のような作業を行っています。スマートフォンの基板はパソコンと比べ非常に細かな回路の集積のため専門性の高い技術が必須となります。

1.BGAチップのリボール

CPUやNANDなどの「ICチップ（BGAパッケージ）」は裏面に無数のはんだ（はんだボール）ボール存在し、熱を加えて溶かすことで基板と接合されています。
リボール作業とは基板に再度熱を加えてICチップを取り外し、新たにはんだボールを作成し基板に再実装する作業を指します。専用の機材を使用する必要があり、上手く実装するには長い経験が必要です。また、替えの効かないパーツのためミスが許されず難易度の高い作業の一つです。

2.パターンの修復・ジャンパー処理

基板に大きな応力（ひずみ）が発生したり、分解時に折ってしまった場合は、基板にパターン剥離が発生する場合があります。「パターン」とはパーツを接合する基板側の土台です。剥がれてしまうとそのままではパーツが載せられない為、土台の再建作業を行う必要があります。
※赤い枠で囲った部分がパターン剥離の起きている箇所です。
パターンの修復後は基板に絶縁処理を行い、必要な箇所以外にはんだが流れ込んだり、ショートが発生しないようにします。

3.基板のスワップ作業

CPUのはんだ割れや他ICチップの破損、コンデンサの破損など複数の箇所が故障している場合は「基板のスワップ」をおすすめしております。
基板のスワップとは、大切なデータの入っているNANDチップとそれに紐付いているCPUなどの替えの効かないパーツを新しい健康な基板に移植する作業を指します。
ドナーとして新たに端末が一台必要となりますが、チップが生きていれば高い確率で復旧が可能です。

4.破損箇所の特定

基板を実際に修理するのと同様に難しい作業として、原因箇所の特定があります。当店では過去の修理実績から多数のツールを導入し、できるだけ迅速に故障箇所の特定をできるよう環境を整えております。他店でさじを投げられたような故障でも粘り強く原因の究明を行います。

CPUやNANDチップなど製造番号の記録されている替えの効かないパーツの破損
CPUのはんだ割れなど重症の場合は、修理後に強度が増すわけではないため再発のリスクがあります。「重症だけど修理後の継続利用をしたい」などの目的の場合は修理をお受けできないことがございます。
判断が難しい場合は一度修理店に問い合わせるのがオススメです。