Mi 11 Lite 5G 起動しない症状の修理【基板復旧】
突然電源が入らなくなったMi 11 Lite 5G
今回は突然電源が入らず起動しなくなってしまったXiaomi Mi 11 Lite 5Gの修理事例のご紹介です。
充電器を挿すと正常な値に近い1.3A(アンペア)程は流れますが、充電の画面も表示されず、全く無反応な状態です。
基板の不良が疑われる状態なので早速分解調査を行います。
まずは分解を行います
まずは端末を分解しパーツの交換を行い簡易的な検査をします。
パーツの交換を行いましたが症状に改善が見られないため、基板を取り外し更に詳細に検査します。
基板を調査します
取り外した基板に貼られている銅シールドの下にチップがありそうなので一部を切り取り剥がします。
CPUが現れました。
この状態で異常がないか詳しく検査したところ、おかしな数値を発見しました。
おそらくCPUと基板をつなぐはんだ部分にクラックが発生しているため、CPUの再実装による改善を狙います。
CPUを基板から取り外します
早速CPUを基板から取り外します。
周りのチップへ熱が伝わるのを防ぐため、耐熱のシートを張り込んで作業を行います。
※リボールの詳しい作業内容はこちらをご参照下さい。→Google Pixel 5a 起動不良修理
外したCPUとマザーボードにははんだやアンダーフィルが残っているので丁寧に清掃し、CPU側にはんだボールを作成します。
CPUを再実装します
熱を加えてはんだを溶かしCPUを基板に再実装します。
今回はチップが1層だったので、比較的かんたんでしたね。
※機種によってはチップが2層になっている機種も存在します。
無事に修理完了です!
基板の修理が完了したので、フレームに組み込んで元の状態に戻します。
電源を投入した所無事にホーム画面が表示されました、内部データも問題なさそうです!
これで修理は完了です!
今回も基板修理のご依頼をいただき誠にありがとうございました。
ハイスペックかつリーズナブルな機種の多いXiaomiですが、突然の起動不良は意外と多い印象です。
「大事なデータを取り出したい」「他店で修理できないと言われた」といったような場合は是非当店までお気軽にご相談くださいませ。
作業の詳細 & 修理費用
メーカー | Xiaomi(シャオミ) |
シリーズ | Mi |
機種名 | Mi 11 Lite 5G |
故障内容 | 起動不良 |
作業内容 | CPUのリボール作業 |
作業時間 | 1日〜7日ほど |
修理料金 | 要お問い合わせ 基板修理の詳細はこちら |
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