全く電源の入らないPixel 7aの修理(基板復旧)
全く電源が入らなくなってしまったGoogle Pixel 7a
今回はある日全く電源の入らなくなってしまったPixel 7aの修理事例のご紹介です。
Pixelシリーズの起動不良は本当に多いですね、、
今回も充電器を繋いでみたところ0A(アンペア)と完全に無反応の状態です。
充電残量もあるとのことなので、基板自体の不良を念頭に早速分解調査を行います。
分解を行い内部の調査をします
まずは内部の調査を行うために分解をします。
背面パネルからアクセスできるのでかなり楽な作りですね。
バッテリーの抜き差しなど試しましたが全く改善が見られません、、
また、事前チェック時と同様に充電口にテスターを繋いでみても0A(アンペア)のままで全く電気が流れていません。
事前の見立て通り今回はやはりメイン基板に原因がありそうなので、フレームから取り出して更に詳しく検査を行います。
メイン基板の故障箇所を特定します
まずは起動に関わりそうな基板の電源回路周りに、安定化電源を用いて直接電気を印加します。
そうすると勝手に電流が流れ始めました。明らかに何処かがショートしています。
サーモグラフィーカメラで検査したところ電源回路に関わるコンデンサが異常発熱していることを発見しました。
ここが原因の可能性が高いため早速交換を実施してみます。
交換完了です。
外したコンデンサは見た目が黒ずんでいて、明らかに怪しい見た目をしていますね、、
交換後に異常発熱が収まったことを確認してから元通りに組み直します。
無事に修理完了です!
全てを元通りに組み直したところ問題なく起動しました!充電もしっかりできています!
(表示されているアンペアが低いですが、電池残量が満タンに近いため正常な挙動です。)
お客様が設定された壁紙も表示されたため内部のデータも全て問題がなさそうです!
これで無事に修理は完了です。
この度も基板修理のご依頼をいただき誠にありがとうございます。
Pixelシリーズの起動不良症状は世代を重ねてもなかなか減りませんね、、、
もし起動不良などでお困りの場合は是非当店の基板修理サービスをご検討くださいませ。
コンデンサ交換などの軽度の補修から、CPU再実装などの高度な作業までワンストップでご対応が可能です。
作業の詳細 & 修理費用
メーカー | Google(グーグル) |
シリーズ | Pixel |
機種名 | Pixel 7a |
故障内容 | 起動不良 |
作業内容 | メイン基板のコンデンサ交換 |
作業時間 | 1日〜7日ほど |
修理料金 | 要お問い合わせ 基板修理の詳細はこちら |
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