Google Pixel 7a 水没復旧修理 -滋賀-
雨に打たれて、表示ができなくなった状態です。
この度はGoogle Pixel 7a 水没にて草津市のお客様よりご依頼いただきました。
さて、この度お持ちいただいた端末は雨の中で使用していたところ、急に表示不良となった状態になります。外観からカメラ部分に水滴が付いているのが確認できます。端末内側の水滴となりますので、内部へ水分が侵入していることがわかります。
また、表示不良となった後にアラームが鳴っていたそうなので、電源は入っている可能性が高いです。一刻も早く水分を除去し、洗浄と乾燥、パーツの交換で改善されるか、早速試していきます!
修理風景
Pixel 7aからは画面交換以外は背面から分解し、アクセスしていきます。今までは画面からの分解でしたので、画面を破損させずに取り外す必要がありましたが、分解時のリスクが減ったのは有難い限りです。背面パネルを開けると中に水滴が確認できました。基板に水滴が垂れないように気を付けつつ、都度水分を除去しながら作業します。
次にブラケットなどを取り外してバッテリーのコネクタを外します。これでバッテリー要因での基板ショートのリスクを取り除けました。
水没した可能性がある端末の修理は、基板上のショートや腐食の原因を少しでも取り除くために基板洗浄をします。そのため、バッテリーを取り外して、基板を取り出す準備をします。
画面側の基板には画面のフレキケーブルが接続されているため、画面を取り外してフレキケーブルを外します。これで基板を取り出す準備ができました。
基板を取り出すことができたため、洗浄していきます。雨に濡れて表示不良となった後、すぐにお持ちいただいたこともあり、気になるほどの腐食はありませんでした。
基板の洗浄ができたら、新しいパーツを仮組みし、動作確認をします。今回は画面の交換にて無事に表示・タッチ操作などができるようになりました。バッテリーは電圧も出ており、安定して動作していたため、今回は画面のみ交換します。
新しい画面に交換する際は、各パーツを移植する必要があります。特に指紋センサは非常に薄いパーツとなっているため、取り外す際は破損させないよう慎重に作業します。
修理完了です!
画面パーツの移植完了後、端末の古いテープを取り除いて清掃します。清掃ができれば端末を元の状態に組み上げ、最後に動作確認をして修理完了です。
今回の水没復旧修理により、表示・タッチ操作ができるようになり、バックアップを取っていただける状態となりました。ただし、一度水没した端末は水没の影響などでしばらくして起動ができなくなったり、不具合が出る可能性もあるため、修理後は早めのバックアップを推奨しております。
最近のスマートフォンは防水機能が備わっているものが多いですが、防水機能が備わっていても水は入ってしまいます。
経年劣化等にて防水機能も低下しますので、油断は禁物です。
また、今回ご依頼いただいたPixel 7aについてはIP67の防水・防塵性能となりますので、より水には気を付ける必要がございます。
これからの季節、梅雨による水濡れや海やプールでの水没等にはくれぐれもご注意ください。
作業の詳細
メーカー | |
シリーズ | Pixel |
機種名 | Pixel 7a |
故障内容 | 水没(表示不良) |
作業内容 | 洗浄・画面交換作業 |
作業時間 | 約120分 即日対応可能 ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
修理店舗 | [滋賀]エルティ932店 |