iPhone 12 充電ドック・バッテリー交換修理 -滋賀-
ワイヤレス充電は出来るけど、ケーブルでも充電できるようにしたい!
この度はAppleより発売されている、「iPhone 12」のドックコネクタとバッテリー交換修理を栗東市のお客様からご依頼いただきました。
iPhone 12シリーズ以降では「MagSafe」が搭載され、最大15Wによるワイヤレス充電が可能になりました。専用のワイヤレス充電器を用いることにより磁力で固定ができるため、充電位置を気に掛ける必要がなくなり非常に便利です。
さて、今回ご依頼いただいた端末はドックコネクタ(充電口)での充電ができなくなったとのことでした。
ワイヤレス充電機能を用いることで充電出来ますが、使い慣れた充電方法を継続されたいようで、ドックコネクタの交換をご依頼いただきました。加えてドックコネクタに変換アダプタ挿して利用する有線イヤホンやHDMI出力などができないため、充電以外にも不便になる点もあります。
まずは充電ドックの仮組みにて症状が改善されるか試していきます。
またドックコネクタの交換で改善されれば、バッテリーも同時に交換ご希望でしたので、合わせてバッテリー交換も行っていきます。
修理風景
iPhone 12以降は分解時に画面が割れやすいため、専用の器具を用いて慎重に分解していきます。
次にバッテリーの固定用テープを引っ張り、バッテリーを取り外します。
まずはドックコネクターパーツの仮組みから行います。メインの修理はケーブルにて充電できるようにすることなので、元のバッテリーにて検証を行います。症例自体は少ないですが、充電不良の原因がバッテリーの場合もありますので、1個ずつテストします。なお、ドックコネクタパーツにはマイクも付いているため、ケーブルでの充電、マイク機能も同時に確認します。
動作の確認が出来ましたら、続けてバッテリーのテストも行い、問題ありませんでしたので、分解を続けていきます。
ここからがドックコネクタ交換の本番になります。
ドックコネクタパーツは基板の下を通っているため、基板を取り外します。このとき、基板に実装されているコネクタ等を傷つけないように慎重に取り外します。
ドックコネクタパーツを取り外すにはほとんどのパーツを取り外す必要があり、分解工程が多いです。ここでようやくフリーになった充電ドックを取り外します。充電ドックは本体側にテープで固定されているため、温めながらゆっくりと取り外します。
修理完了です!
新しいドックコネクタに交換する際、基板とドックコネクタの位置が合うように調整します。位置がズレているとコネクタを接続することができなかったり、ケーブルに負担が掛かってしまい、断線しやすくなりますので、パーツを取り付ける際にしっかりと位置合わせをすることが大切です。
位置調整ができれば、逆の手順で組み上げを行い、最後に充電やバッテリー残量の上昇、マイクやインターネット接続などの動作確認をして修理完了です!今回の修理でドックコネクタでの充電ができるようになりました。また、バッテリーも新しくなり、まだまだ現役でお使いいただけることでしょう。
iPhoneのドックコネクタは充電だけでなく、ドックコネクタに変換アダプタを用いて外部入出力する際にも利用されるため、非常に重要なパーツになります。そのため、ドックコネクタが反応しなかったり、角度を付けないと充電できない等の症状があれば、是非一度お気軽にご相談くださいませ。
作業の詳細
メーカー | Apple |
機種名 | iPhone 12 |
故障内容 | 充電不良/バッテリー持ちの悪化 |
作業内容 | ドックコネクタ+バッテリー交換作業 |
作業時間 | 約120分 即日対応可能 ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
修理店舗 | [滋賀]エルティ932店 |